果ての国まで何マイル

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統一朝鮮の誕生による経済的メリットって言うけれど。

エコゴリです。

手放しでは喜べません。

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民間投資が活発化する

南北が統一されると、日本の隣に人口7,600万人の経済規模を持つ国が誕生します。

連邦制の国家なのか、統治形態は僕のような素人には皆目見当もつかないものの、かなり巨大な国であることは間違いありません。

統一によって、漁業や鉱業などの第一次・二次産業中心のいわば経済的に後進国の北朝鮮側には、インフラ整備や格差解消に向けた労働市場の創出のため、大量のあらゆる資本が投下されることになります。もちろん国外からの投資です。日本も例外ではなく、拉致問題といった北朝鮮との諸問題が解決すれば、国交の正常化をはじめ、否応なしに経済的な結びつきが深まることになります。政府の財政支出増大と民間の経済活動活発化で僕たちも経済的恩恵を被ることになります。

すでに、関係各国のインフラ関連銘柄に注目が集まっていますよね。

 

また、あまり考えられない視点かもしれませんが、北朝鮮国民の生活は激変に見舞われることになるでしょう。

自由なインターネット環境があり、世界のあらゆる情報が瞬時に伝わる日本に住んでいる僕たちからすると想像も出来ませんが、恐らくは国外の状況など何も知らない彼らが、何を見て、何を感じるのか、興味は尽きません。

 

 

ミーハービジネス

産業構造の急発展に伴い、第三次産業である観光業なども急速に伸びていくことになるでしょう。一般消費者にとって、北朝鮮との直接的な関係はこの分野です。特にこれまで国交のなかった韓国はもちろん、アメリカ、そして日本からの観光客が押し寄せることになります。これまで謎のベールに包まれていた北朝鮮ですから、かなり注目度の高い旅行先になる可能性があります。

日本においては、一時のブームから完全に下火になってしまったものの、韓国が旅行先として人気だったことを考えれば、旅行先として北朝鮮を盛り上げる動きも出てくるのではないかと思われます。

お金を使う人が増えれば経済は活性化する。特に、今までになかった新しい需要が生まれて新しい商機が生まれ、新しい経済が誕生することのメリットは計り知れません。

しかし、個人的には複雑な気持ちを持たざるを得ません。旅行に行かせよう、旅行に行きたい、そう思う人は、北朝鮮のこれまでの非道をどう考えるのでしょうか。

少なくも僕は楽しむ気持ちにはなれません。

「ダーク・ツーリズム」目的であれば、さもありなんですが。

 

 

結局、会談は延期か

かなりのビッグイベントであると繰り返し伝えてきた米朝首脳会談ですが、ここに来て両者の会談の前提条件が折り合わず、案の定と言うべきか実施が不透明な状況になってきました。

ミーハービジネスに複雑な気持ちになるのは杞憂になるのかもしれません。

それでは。