果ての国まで何マイル

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ツボにハマる番組発見。テレビ東京系深夜番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」

こんばんは。

ecogori07です。

昨日(今日?)、ボーッとテレビを観ていたら、ぼくの興味にどストライクな番組を見つけました。

その番組が、これ。

f:id:ecogori07:20180717142253j:image

*公式HPより引用

テレビ東京

2018年7月16日(月・祝)

24:27~25:15

 

ハードボイルド(hardboiled)という言葉の意味をウィキペディアより拝借すると、

文芸用語としては、暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡潔な描写で記述する手法

となっています。

この番組は、平和な日本にあっては反道徳的とも言える状況下、暴力的なまでの剥き出しの食欲を満たす、さまざまな食事を描いています。

 

つまり、ハイパーにハードボイルドなグルメをリポートする番組なのですが、何が良いかって、超淡々と進行するその番組構成です。

 

可哀想でしょ。

ひどいでしょ。

この問題を解決するためにわたしたちは何ができるのでしょうか。

 

こうした主観的な、批判的な、独善的な要素は一切なく、ただ淡々と、同じ時代、この瞬間に、世界のどこかの「食べる」という営みがただの事実としてテレビ画面に映ります。

 

最初は、普通の日本人の日常からあまりにもかけ離れた世界観に圧倒されます。

特に、ネパールの火葬場で働く男性や、周辺で物乞いをして日銭を稼ぐ少女の様子は壮絶でした。

 

男性のエピソードでは、火葬場は四六時中稼働しているので、朝も夜もそこかしこから遺族のむせび泣く声が聞こえてきます。

狂っちゃいそうですよね、、、。

取材を受けていたこの道(確か)30年のベテラン男性も、泣き声が気になって毎日2時間程度しか寝られないと言っていました、、、。

 

んで、まぁそんな環境なんですが、だから食欲がなくて何も食べられませんというはずもなく、モリモリ食べるんですね。

そんで、出てくる飯が、メチャクチャ普通なのです。

そんな環境だから、食べる物も残飯みたいな(失礼!)感じかと思いきや、そんなことはなくて、「腹減ってたら食べたいなこれ!」と思うようなものなのです。

 

元々、人の食事の内容がメチャクチャ気になるたちでして、食事にはその人が生きる世界観を見ることができると思っています。

でも、この普通の食事からどう逆算しても、彼らが生きる世界観とは結び付かないのです。

 

実際、ぼくと彼らの世界観は、絶対に交わることはないでしょう。

ただ、直線ではなく波線となっていて、食欲という点では常に接しているのではないか、そんな感想を持ちました。

暴力的であれ紳士的であれ、食欲は食欲なのです。

不思議な魅力のある番組でした。

 

興味のある方は、今なら公式HPからアプリで観られるようです。

www.tv-tokyo.co.jp

それでは。