節約の極意〜考えない費用を削減しよう〜
エコゴリです。
節約の極意をお教えします。(大げさ)
筋肉に随意筋(骨格筋)と不随意筋(内臓)があるように、
節約にも考える費用と考えない費用があると思います。
今回は、それらについて解説します。
考える費用
毎日ちょこちょこ悩むものです。随意で増減可能なものです。つまり、変動費です。
例えば、次のようなモノです。
とある中華ランチのAセットとBセット。
Aセットはラーメンとエビチャーハンのセット。シンプルに美味しそう。750円。
Bセットはラーメンと油淋鶏、ミニライスのセット。肉が食える。本心はこちらを選びたい。950円。
Aセットは一応エビチャーハンのエビで多少タンパク質は取れるけど、絶対量は油淋鶏があるBセットが圧倒的。でも1,000円近い値段か。。。ただ、油淋鶏とライスのセットより、正直食べたいのはエビチャーハン。安いし。でも炭水化物&炭水化物で食後感は悪そう。それならやはり肉も食えるBセットか。いやでも200円も値段が違うのはでかい。200円あればコンビニでサラダチキンを買った方が安く済むかもしれない。そもそも、油淋鶏が予想外に少ない可能性もある。そうすると、高い金を払ってかなり残念な結果に終わることになる。それは避けたい。うんぬんかんぬん。
とまあこんなことを、注文前の30秒ほどで悩みまくるわけです。
※僕の場合はタンパク質がとれるかどうか、という視点が入ってきますので、ちょっと例としては不適切なような気がしますね。(笑)
とにかく、これがほんの一例であることは、皆さんもよく分かると思います。
僕たちは、常識的な節約意識のお陰で、日々悩みまくっているわけです。
つまり、考える費用を削減するかどうかは、非常に判断が難しいだけでなく、多大なストレスがかかります。また、終わりがありません。
考えない費用
一方で、考えない費用とは何でしょうか。
これは、不随意で一定額かかっているものです。つまり、固定費です。
こちらは、1人暮らしであれば以下のようなものですね。
家賃
水道・ガス・電気代
スマホ通信料
僕の場合は、それとは別に、スポーツジム会費、新聞購読料、ニュース雑誌定期購読料などがかかっています。
人によっては、保険料、駐車場代、Amazonプライム会費、ネットフリックス会費、クレジットカード年会費、なども含まれるでしょう。
これらは、日々悩みませんよね。
悩むのは始める時とやめる時だけです。
やめると、最初は日々の生活に与えるインパクトは大きいものの、そのうちない生活が当たり前になります。そういうものです。慣れたら、終わりです。
僕の例
2017年に米国株投資を始めてから、物欲がほとんどなくなりました。その分、投資用資金が欲しくなりました。
それに伴い、支出の大幅な見直しを開始したのです。美味しく、栄養のあるものを心ゆくまで食べたいので、食費の節約は考えません。投資資金の確保と旅行費用の捻出という、より豊かに生きるための見直しです。
結果的に、ここ1年で、次のような成果が出ました。
・家賃
▲20,000円
・ジム会費
▲3,500円
・水道光熱費
▲1,000円
・スマホ通信料
▲6,700円
・計▲31,200円/月
年間にすると、374,400円にもなります。
引っ越しによる影響がやはり大きいです。もちろん、それを狙ってのものでした。そして特筆すべきは、何もやめたものがない点です。
住む場所のステータス性が多少落ちましたが(笑)、QOL(生活の質)は全く変わっていません。思い切って行動して本当に良かったと思っています。
スマホ通信料削減については、この記事を参照ください。
もし、変動費で同じように節約しようとすると、1日1,000円もの我慢をしなければなりません。
これは、日々のあらゆる悩みで「諦める」という選択をしなければならないのではないでしょうか。
こうなってしまうと、もはや何のために生きているのか?となりかねません。
塵も積もれば山となるという諺に学ぶべきところは多いですが、岩を積み上げた方がすぐに山になることは、留意しておくべきです。
最後に
必要な固定費か、そうでない固定費かは人の価値観によって違うため、これをやめましょうというアドバイスは難しいです。
やめるか、やめないか、ではなく、まずは削れるかどうかを考えた方がいいでしょう。
今回の僕の節約の例でも、結局は家賃の削減が大部分を占めます。しかし、元々僕はそれなりにステータス性にこだわるところがあり、住む場所というのはかなり重視するポイントでした。つまり、一応、身を切る改革をしたつもりです。
もっとも、固定費を大幅に削減できたからと言って、別の固定費を増やし、贅沢をしてしまってはいけません。あくまでメリハリのある固定費の使い方をしなければ、本末転倒です。
※と言いつつ、SPGアメックスという年会費税込33,480円のクレジットカードを発行するか否か迷う僕は一体、、、。
自分はどういうスタイルで生きていきたいのか、という本来の目的・強力な軸を持つことが、これからの時代には特に必要になってくると思います。
それでは。