お得という罠。節約できる人とできない人の違いとは。
こんばんは。ecogori07です。
「お得」という言葉ほどぼくたちの心に響く言葉はなかなかないでしょう。
人は人よりも優位に立ちたい生き物なので、人より有利になることには敏感です。
ただ、この「お得」情報へのアンテナの張り方をよく考えないとダメなんじゃないかなぁというのが、今回のお話です。
与えられる「お得」に注意
「得」という言葉をグーグル検索すると、以下のように表示されます。
動詞の「える」「うる」と名詞の「とく」という意味があります。
動詞の意味に注目すると、2つの重要な示唆があります。
・求めて手に入れる
・理解して自分のものとする
どちらも、能動的なニュアンスが感じられます。
そう、人よりも有利に(得に)生きるためには、自分から探し求める必要があります。また、自分自身をよく理解する必要があります。
自分自身をよく理解するとはどういうことでしょうか。分かりやすく言うと、自分の価値観という軸をしっかりと持つことです。
この価値観を起点にして、求めるのが「得」です。
最近の世の中にはありとあらゆる「お得な」情報があります。氾濫しています。そして、こちらから求めていないのに、与えようとしてきます。
与えられた得らしいものには、注意が必要です。
自分自身の価値観をよく理解した上で、その価値観にのっとったものであるかどうかをよく考えなければ、大体は失敗します。
目的と手段がいつのまにかすり替わってしまうことがあまりにも多いのです。自省も込めてですが。
節約できる人、できない人
ところで、本気で節約する上で重要なことは、以下の2点にあると考えます。
・節約の出発点を認識する
・自分の価値観を棚卸する
節約を始めるにあたり、今自分がどんな位置に立っているのかをよく考えることは、とても重要です。
また、その立場と価値観とのバランスは取れているのか、考え直す必要もあるでしょう。
例えば、現状でもかなり節約をがんばっているものの、もっと削れるところを探したいのか。
また、今贅沢し過ぎているから、価値観を変えるレベルでガンガン削りたいのか。
あるいは、今節約し過ぎており、多少贅沢をするために、「お得な」何かを探すのか。
節約できる人は、価値観の軸があり、それに基づいたお得を探せる人です。
反対に、節約できない人は、価値観の軸が定まらず、流れてくるお得にブンブン振り回される人です。
最後に
そのお得は、あなたにとってお得かどうか、それをよく考えましょう。
基本的に自分と人の価値観は違うのです。
人から与えられたお得を、すんなり受け入れることの方がおかしいです。
それでは。