果ての国まで何マイル

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北朝鮮に対する甘過ぎる考えを改めるべき。外交力は相当なものだ。

エコゴリです。

勝手に恒例となった(?)朝鮮半島情勢シリーズです。

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普通じゃない

過去記事にて、まぁ色々と素人意見を書いてきました。

 

pointstocktrain.hatenablog.jp

 

pointstocktrain.hatenablog.jp

 

得体の知れない不気味な国だけれども、統治者はあくまで普通の人間です。

そう思っていたのですが、ちょっと考え方が変わってきました。

 

よく、「失うものがなくなったら強い」とか「背水の陣」とかって言いますよね。

これは確かにその通りで、人間死ぬ気になったらなんでもできると思います。

僕も、例えば脚のトレーニングでスクワットをしていて、あるセットの動作中にもう一回挙げたいと思った時、いつも思うようにしているのが、「この一回を挙げられんかったら殺される」です。

で、効果があるかというと、たぶんありません。(笑)

できないものはできません。

 

挙げられなくても殺されないから当たり前ですよね。

 

でも、シチュエーションが理解不能ですが、もしそれが現実の仮定ならばどうでしょうか。

おそらく、挙げられるでしょう。

なぜなら、死ぬからです。

死ぬことより嫌なこと、キツイことってありませんよね。

火事場の馬鹿力が発揮されると思います。

 

では、彼の国のトップはどうでしょうか。

おそらく何の不自由もない生活を送る中で、唯一の恐怖は死です。

それがアメリカによるものなのか、反体制勢力によるものかは分かりません。

しかし、死を身近に感じる人間の思考や行動というものは、やはり普通ではないと思います。

死を待つくらいなら、ありとあらゆる手段を尽くすのは、当たり前です。

 

 

エリート

ただのワガママな坊ちゃんみたいなイメージがありますが、彼はかなりのエリートです。

今年に入り、彼はポンペオ国務長官との二回の協議をおこなっておりますが、通訳などは介していないようです。

彼が永世中立国のスイスに留学して勉学に励み、英語やフランス語が話せることは有名な話です。

また、必要に応じて人への投資も惜しみません。北朝鮮人をスイスに留学させてMBAを取得させるなど、アメリカとの国交がないこともなんのその、とにかく制裁下でできることを何でもやっています。

この「何でもやる」というメンタリティは、諸外国の脅威によって国家存亡の危機に立たされた幕末や明治維新前後期に海外に出ていった日本のエリートたちに通じるものを感じます。

 

 

外交力"しか"ない

北朝鮮という国が、アメリカや中国といった超大国を相手に影響を与えるほどの力を持っているのはなぜでしょうか。

 

それは、外交力があるからです。

では、大した産業も内需もなく、ましてや強力な経済制裁を課されている北朝鮮が、なぜこれほどの外交力を持っているのでしょうか。

 

それは、核兵器などの軍事力があるからです。

そして、拉致問題にも通じることですが、工作員などによる世界各国のありとあらゆるネットワークや情報を駆使して交渉を展開しているからです。

 

核兵器はあくまでも外交の道具にすぎません。

実際に核ミサイルを打てば、待っているのは体制の崩壊と自分の命であることは百も承知のはずです。核ミサイルを打つことはないでしょう。

 

にもかかわらず、米中を相手に真意はどうであれ、あれほどの立回りを演じています。そのため、北朝鮮の外交力はとんでもなく強力であると見るべきです。外交力で生きているような国なのです。

 

 

最後に

6月12日の米朝首脳会談からますます目が離せなくなってきました。

アメリカは非核化までの長期化を容認する可能性を示唆しているようです。

やはり、北朝鮮の外交力は相当なものかもしれません。

日本が、少なくとも拉致被害者の救出に向けてあらゆる外交的努力を尽くしていることを祈るばかりです。

 

それだけではなく、国民一人ひとりが解決のためにどうすれば良いのか、憲法を改正して自衛隊の救出作戦を展開する、外交力の背景となる軍事力を高める、争いは嫌だから経済的支援を見返りとした小賢しい交渉をする、といった自分なりの考えを持つべきではないでしょうか。

何でもいいんです。

テレビで流れてくるモリカケ問題ばかりボーッと見ていても何にもならないと思います。

それでは。